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04/12/2005

美しい桜の陰に人々の愛

 桜といえば都会では公園ですが、私などは、すぐ学校の校庭とか、川の土手沿いの桜並木を、思い出します。
これは、私の好きな作家の( 水上勉 )の『 在所の桜 』と言う本の中で各地の巨桜や枝垂桜など20篇位に
収められたなかの話です。

それは荘川桜と言い、御母衣(みほろ)ダムの堤にありますが、このダムで埋まる運命にあった、樹齢450年の巨桜で、光輪寺墓地に、あったのを200メートル上の土手まで、運び、移植したわけです。
これに、たづさわったのは、ー高崎達之助ー当時ダムの総裁で、そして桜の研究家のー笹部新太郎ーと言って、

大富豪で、祖先伝来の財産を、桜の苗木育成のため、つぎ込み橿原神宮の桜並木や大阪の造幣局の通り抜けの桜を誕生させた、この人々の、協力に依り、また植木屋さんや、ダム建設の土木工事の人と皆が、無報酬で参加したのです。この450年の巨桜の根は8畳間位、あり畳で丸めた枝張りは20メートル四方もあり、コロを並べた上にレールを敷いて、2台のブルドーザーで、200メートルの斜面を一日数メートルづつ土手に向かって運んで
昭和34ねん11月10日~12月20日約40日間を掛けたそうです。

 現在、荘川堤に見事に咲いた桜の隣に

 
>ふるさとは水底となりつ うつし来し この老桜咲けとこしえに<


この石碑が、並び桜えの愛がひしひしと感じられ、桜の時節になるといつも思い出す物語です

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Comments

桜の花の名所は数あれど人ソレゾレに思いがあることと思います。
私が美しいと思った桜は白山の白峰村。
周囲の木々の若葉の緑の中にひっそりと咲く桜の色の綺麗だったこと!目に焼きついています。
カメラを持たずにいた事がかえってイメージとして強く残っているのだと思います。
空の澄んだ青さに桜色が東京で見る色と違うと思うのは私だけでしょうか。
荘川の櫻守のお話は有名ですよね。
又岐阜から日本海へ抜ける道に桜の苗木を一本づつ植えていったバスの車掌さんの話もTVドラマになるほど。
やはり桜は春の野山にひっそりと咲いている姿に感動を覚えます。
素敵なお話を有難う。

Posted by: 掬子 | 04/15/2005 at 16:17

鞠子さん。こんばんは、いつもありがとうございます。~♪

桜の想いでは、それぞれが。
幼い頃みた学校の校庭の桜であり。
名もない山桜であり。
公園の水辺の桜であったり。

そして、いつか仰っていた様に、何と云っても散りぎわの
桜の哀愁とー美しさをー瞼のおくにとどめて人々は桜の季節になると思い出すのでは~!

>散る花に、浮世を悟る、人もあらば、つやきもうれし、

  春の山風 <  『 光巌天皇遺芳 』

Posted by: 亀の歩き | 04/15/2005 at 22:14

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